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[石田倉庫のアートな人々]#20 星野裕介(ペインター)
2017 年に武蔵野美術大学の大学院を卒業し、同5月から、石田倉庫にアトリエを構えた洋画家の星野裕介さ ん。No.5 の2階、入って左中央のアトリエを町田結香さんとシェアしています。

「実は、普通の大学を出てサラリーマンをやってから、美大に入ったんですよね。」 星野さんは明治大学法学部を卒業後、広告代理店の営業として就職。仕事を通じて、美術館に行ったり、美 術に触れる機会が増え「こういう世界があるんだ」と美術に興味を持ち、サラリーマンをやめて、美大の道へ。
「武蔵野美術大学で油絵を専攻して、そのまま大学院に進んで。卒業後に個展を開くために作品制作ができる アトリエが必要だった時に、同級生だった町田さんから石田倉庫の話があって、ここにアトリエを構えるこ とになりました。」

「はじめてのおつかい」(油彩・アクリル・ジェッソ・パネル)910 × 727mm 2017
樹々がうごめくように絡まる森の前に、バスケットとぬいぐるみを持った小さな女の子。 ポップな絵が飾られた部屋の3人の男女。男性の背後から手を回して、何か言いたげにこちらを見つめる女性。 空の上から UFO らしきものに吸い込まれていく牛と脱力した人。そして小さな地球。 アトリエの壁にかかっている星野さんの作品は、現実と夢が交錯した SF ファンタジーのようにも見え、思 わず、題名をヒントに絵の謎解きをしたくなってきます。


「夢なら醒めないで」(アクリル・ジェッソ・パネル)380 × 455mm 2017

「いってらっしゃい」(アクリル・ジェッソ・パネル)841 × 594mm 2017

「この 10 月に銀座の GALLERYb.TOYO で開催した個展のテーマが〈夢から醒めたら〉だったんです。作 品は「こんな森、現実にあるんだ」とか「こんなこと実際にあったら怖いだろうな」とか、「UFO に連れ去 られた人はどんな気持ちで帰ってくるのかな」とか、現実にある風景の写真や、映画のワンシーンからインスピレーションを受けて作ることが多いですね。作品を作る際は、まず、自分の中のイメージに沿った写真 を探し、プリントアウトした写真をもとに複数を組み合わせてスケッチし、ある程度おおまかな設計図を描 きます。色は描きながら決めるので、参考写真の元の色に影響されないよう、モノクロでプリントしています。」


「Skins」(油彩・アクリル・ジェッソ・パネル)1303 × 1620mm 2016
(シェル美術賞 2015本江邦夫審査員奨励賞作品)

「制作って苦しいんですよね。自分には、“どうしても絵が描きたい”というモチベーションが自分の中にある訳ではなくて。どちらかというと、人にいいと言われたり、評価されたりと、外部に左右されるところが あります。こうして絵を描いているのは、たぶん、自分は巡り合わせがいいからなんです。油絵を描いてい るのは、たまたま大学で最後に描いた絵が良かったから。最近は作品の中に自分の趣味を入れるようにして いますが、今後はどういう形になるか分かりません。でも、これからも制作はずっと続けていきたいかな。」

卒業制作 2015
映画やアメコミ、人形(フィギュア)が趣味という星野さん。卒業制作は「ゾンビ」がテーマだったのだとか。 「ゾンビが好きなんです。ゾンビって、死んでるのにがんばってるじゃないですか。応援したくなっちゃうんですよね。」 そうおっしゃる星野さんの言葉から、星野さんの作品の世界観にあるユーモアや、不可思議なものへの少年 のような好奇心を、垣間見たような気がしました。

アトリエ展に向けて。町田結香さんから渡されたエスキース。
2017 年の石田倉庫のアトリエ展では、同室の町田結香さんとエスキース(下絵)を交換して、作品を仕上げ るという試みを行うとのこと。作風が全く異なる2人のお互いの脳内が交錯した作品がどのように仕上がる のか楽しみです。

●星野裕介さんのホームページ
https://majimeeropop.wixsite.com/mysite

(文責:小林未央)
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